自己紹介

平凡に毎日を過ごしていた高校3年生の夏のある日、12歳年上の兄が海難事故に遭って突然この世を去りました。その日の朝いつものように冗談を言って私をからかっていた兄が、30人余りの他の人たちと一緒に一瞬にして命を絶たれた事は、まるで世界が引っくり返ったような衝撃でした。

当時哲学に興味を持っていたので、「人は何の為に生まれて、そして生きるのだろう」と常々自問してはいたものの、この喪失体験を機に「人生いつ何が起こるかわからない」という事実を身をもって知りました。

その後親元を離れてアメリカ・フランスへ留学し、学問だけではなく様々な経験を通して人生について学びました。人並みに恋をし、失恋もし、時にはホームシックにもかかり、言葉の壁や異文化の違いに悩んだ時期もありましたが、多くの人に助けられ乗り越えることができました。

卒業後は日本に帰国し就職しましたが、そんな時ごく親しい人がうつ病を発症しました。結婚、予期せぬ引越し、二度の出産などを短期間で経験してバランスを崩してしまったようでした。そして治療の甲斐もなく、その人は帰らぬ人となってしまいました。

「あんなに輝いていた女性がどうして孤独と絶望に陥ってしまったのか?」 答えを探してそれからの私は本を読みあさり、生死、医療、精神世界をテーマとしたセミナーや会合に積極的に参加しました。しかしながら当時の日本では未だ臨床心理士やカウンセラーが普及していなかったので、私自身が助けを求めて専門家を頼ることはありませんでした。病院の精神科や心療内科を訪れる必要性は感じられなかったのです。

折りしも勤めていた外資系の会社からロサンゼルス勤務の話をいただき、迷った末挑戦することにしました。久々のアメリカ生活、学生の時とは違った緊張感やチャレンジ、仕事上のプレッシャーを経験しました。以前、海外赴任者や産業医向けに発行されていた『海外勤務と健康』という小冊子の編集を担当していた際に、「海外生活への適応にかかる時間には個人差がある」こと、また「ある種のパターンがある」ことなどは聞いていましたが、自分で実際に体験して学んだ教訓がいくつかあります。

アメリカに来て幸いだったのは、サポートグループ、セラピストやライフコーチに出会えたことでした。とはいっても一番最初に専門家の門をたたくのは非常に勇気が要ったことを覚えています。数年にわたってスペシャリストと一緒に自分を見つめたり改善する共同作業をした結果、大学院に戻ることを決断し、長年勤めた会社を辞めてキャリアチェンジをし、ライフコーチへの道に至りました。

 

世の中には自分の力である程度道を切り開いていける方もいれば、自分ひとりでは回り道してしまいがちだが適切なサポートと励ましを与えられればもの凄く伸びる方、成長できる方がいます。私は後者の方々をコーチングすることで「人生を楽しく幸せに生きる」お手伝いをさせて頂きたいと願っています。

 

コーチングは決して怖くないこと、そして大きな成果を期待できる自己投資になり得ると理解して頂けたらこの上なく幸いです。

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